野原の端に近い森の中、木々の間に糸巻きが吊られた。糸巻きにはアクションのオーガナイザーたちが事前に7キロメートル分の白いロープを巻き付けてあった。ロープの先端は野原の反対側、開けた空間の耕された地面を200メートル進んだところまで延ばされており、そこには観客たち(20名)とアクションの参加者2人がいたが(3人目の参加者は行為の間、森の中で紐のそばに立っていた)、糸巻きはそこからは見えないように吊ってあった。
13時30分から15時00分まで(一時間半)、アクションの参加者と観客の数人が交代でロープを引き続け、ロープは糸巻きからほどかれていった。ロープの端は糸巻きに固定されておらず、ゆえに行為の過程でロープはすべて森から引き出された。
モスクワ州、サヴョーロフスカヤ鉄道、<キエヴィ・ゴルキ>村近くの野原
1978年10月15日
A. モナストゥイルスキー、N. アレクセーエフ、N. パニトコフ、A. アブラモフ
L.ソコフ、L.バジャノフ、F.インファンテ、I. ザトゥロフスカヤ、L.タロチキン、I.チュイコフ、I.ピヴォヴァロワ、P.ペッペルシテイン、V.モチャロワ +5-6名
翻訳 生熊源一・上田洋子
Translated by Genichi Ikuma/Yoko Ueda