＜集団行為＞（コレクチーヴヌィエ・ジェイストヴィヤ）
――アクションの記述・写真・映像・音源

第二巻（序文）

瀑布図。写真

18. 瀑布図

招待を受けてやってきた観客（15名）が雪の積もった野原のはじに連れて行かれた。続く７分間、N.パニトコフがときに立ち止まったり転んだりしばがら、野原を速度を変えながらあちこちの方向に走り、そして走り終えると、脱いだ毛糸の帽子を手に持って、野原の真ん中に立ち止まった。そのポーズで彼は３分間動かずに立っていた。その間観客達には15世紀中国の画家フェン・シーによる『瀑布図』の複製が配布された。雪に残された足跡（走行の軌跡）は、この絵画の図像を再現していることが明らかになった。

モスクワ、鉄道ヤロスラヴリ線、「タラソフカ」駅

1981年2月12日

N.パニトコフ、A.モナストゥイルスキー、N.アレクセーエフ、G.キゼヴァリテル、S.ロマシコ、I.マカレーヴィチ、E.エラーギナ

V.ネクラーソフ。N.アバラコワ、S.グンドラフ、G.ベルシテイン、A.アニケーエフ、Yu.アリベルト、A.ジガロフ、N.コズロフ、I.ユルノ　ほか数名